プラサットクナー小学校 新校舎建設

まともに使える校舎は1棟のみ

教員宿舎の床下という危険な場所で学ばざるを得ない子どもたち

 

カンボジアの北部、2025年のタイ国境紛争の舞台にもなったプレアヴィヒア遺跡のあるプレアヴィヒア州のサンクンクマイ郡ヨナックセコミューンにあるスヴァイ村の小学校が今回の支援地。

現在、生徒数は89名。昨年度に比べると20名も増えた。生徒数は年々増えるなか、学校内のまともに使える校舎は2018年に支援を受けた1棟のみ。その他は倒壊危険があるトタン屋根の剥がれかかった校舎と、教員の宿舎の床下に半ば無理やり設けられた今にも押しつぶされそうな危険な教室。

教員宿舎の床下に設けられた教室?とも言えない危険なスペース
教員宿舎の床下に設けられた教室?とも言えない危険なスペース
トタン屋根は剥がれ窓もなし。雨が降れば教室は水浸し
トタン屋根は剥がれ窓もなし。雨が降れば教室は水浸し

生徒数は、今年度からコミューンが開校した幼稚園児の人数分が増加。

今後も村の幼児は増える傾向にあるとのこと。

小学生の就学率は85%で90%を割っており、校舎の安全面が改善されれば、子供を安心して学校に預ける親が増えると予想されます。

 

以上の事情を鑑みて「やくそく」プロジェクト9校目のプロジェクトはここ「プラサットクナー小学校」に決定しました!

 

学校名 プラサットクナー小学校
建設地

プレアヴィヒア州サンクンクマイ郡ヨナックセコミューンスヴァイ村

工事期間 2025年7月〜2025年11月
竣 工 2025年11月30日
贈呈式 2025年12月1日

※地図をクリックするとGoogleマップを表示します

 建設前の状況
  • 2016年と2018年に建設された校舎は、木造、トタン屋根構造で、床はモルタルと地べたです。木造の柱と梁は老朽化が目立ち一部は害虫の影響によって劣化しています。

    モルタルの床はひび割老朽化が目立ち一部は害虫の影響により劣化れと穴が散見され危険です。木材の劣化が進行すれば倒壊の恐れも増すため、児童が安心して学習できる環境ではありません

  • 寮兼用の教室には壁が無く、雨風の影響をもろに受けています

支援内容
  • 校舎1棟(4教室)
  • 教室内備品(机、椅子、黒板、教壇、靴箱など)
  • 贈呈品(文房具など)

 

<支援前の現地のコメント>

 

■学校長

既存の校舎2棟は、共に木造のため腐敗が進んでいます。今後、状態が悪くなり倒壊の危険性が増す可能性があります。また、不足の教室を補うために、寮として建設した高床式建物の床下の空間に机と椅子を並べて小学3年生の授業を行っています。天井(高床)がとても低く窮屈な空間になるのでストレスを感じている児童がいるかもしれません。

学校としては、安心して児童が授業を受けられる環境を整えてほしいという村民の要望に応えるのが責務だと思っております。この様な状況と子供たちを最優先に考え、1棟4室の校舎建築を要望いたします。

2025年7月7日、マーケットトラスト代表の狩野富をはじめ、「やくそく」プロジェクトメンバーがプラサットクナー小学校を訪問しました。

今回もJHP学校をつくる会の皆さんの進行のもと、当プロジェクトの紹介や挨拶などを行いました。

 

今回は日本の子どもたちが作った紙コップのおもちゃをプレゼント。

そして当日は風車とコマを作って一緒に遊びました!

 

最後は恒例のお菓子配り!

気温がぐんぐん上がり、暑さと戦いながらも村民の皆さんと楽しい交流を行いました。