バンティアイチャックレイ中学校 新校舎建設

「やくそく」プロジェクトとして最初に取り組んだのが、バンティアイチャックレイ中学校の校舎の建て直し。

それまで使われていた校舎は、トタンを貼り合わせただけの粗末な校舎は、隙間だらけで雨漏りし、いつ倒壊してもおかしくない危険な状態でした。

校舎が足りない生徒たちはその危険な校舎で勉強をせざるを得ず、早急な対応が求められていました。

2015年2月に着工した新校舎は、8月9日に無事に完成しました！

2015年9月8日、代表 狩野富とやくそくプロジェクトメンバーが出席、贈呈式が行われました。

贈呈式には、JHP学校をつくる会や村の関係者をはじめ、バンティアイチャックレイ中学校があるプレイスダッ郡の郡長、そしてカンボジア政府からスポーツ青年教育省の担当者が参列。

スピーチやテープカット、植樹などが行われました。

また、やくそくプロジェクトを支援してくれた中村美佐江さん、ミュージシャンKOSMICさんによる、「カンボジア チャリティーロックフェスティバル」（2015年7月開催）の収益金で購入した文房具の贈呈やライブ演奏も行いました。

マーケットトラスト社員一同と学校建設にご協力頂いた方々総勢約５０名にて、新校舎の完成したバンティアイチャックレイ中学校に訪問しました。

全校生徒が両側に列を作って私たちを出迎えてくれ、初めて訪れた方々は感激していました。

気持ちよく晴れたこの日、一行は出来上がった校舎をしばし見学。完成から約3ヶ月、実際に授業で使用するようになり、グッと学び舎らしくなっていました。

ひと通り見学した後は、日本から持って来たお菓子を生徒たちにプレゼント。

皆、汗だくになりながら生徒たち一人ひとりにお菓子を配りました。嬉しそうな生徒たちと、照れくさそうなマーケットトラスト社員と協力者の皆さんの表情が印象的でした。

写真撮影なども行い、楽しい交流のひとときになりました。

完成後の学校へは建設に協力いただいている「JHP学校をつくる会」の現地担当者が定期的に状況を確認しに行ってくださっています。

2016年4月に届いた報告によると―

校舎のコンディションは良好で、修理などを必要とする箇所は無いとの事です。

訪問時は、英語とクメール語の授業中で、皆、真剣に勉強をしており、授業後には生徒達が掃き掃除を行い、とても大切に使用していたとの事です。

寄贈したゴミ箱もちゃんと活用されています。

そして、生徒の中には私達との何度かの交流から、今まで遠くの国の一つであった日本がとても身近な国になったと言ってくれたようです。

また新校舎が完成したことにより、近隣からの入学希望者が格段に増え、建て直し前は約300人だった生徒数が2016年度は500人以上に増えました

これからも子どもたちと交流を持ちながら、バンティアイチャックレイ中学校を

見守っていきたと思っています。

バンティアイチャックレイ中学校の最新情報はブログでも継続的に更新してきます。