2校目の支援校が決定しました。

「やくそく」プロジェクト2校目の支援校が決定しました。

昨年のバンティアイチャックレイ中学校は老朽化した校舎の建て替えでしたが、今回は正式な学校のない地域に校舎を建設し、新設の公立校として認定してもらいます。

場所は首都プノンペンから北東に位置するトボンクムン州(旧コンポンチャム州)のボンオンサオン地区にあります。およそ130Kmの道のりで、移動時間は車で3時間ほどかかります。

このボンオンサオン地区には正式な公立学校ではなく、モスクに隣接する高床式11室のイスラム教徒用の教室にて、イスラム教に関連したアラビア語、マレー語などを学んでいるのみとなっています。

  ※この地域に暮らす人々は全てカンボジアンムスリム(イスラム教徒)です。 


カンボジアンムスリムというマイノリティーの地域の為、今まで支援も入らず、公立学校が無い状態が続いていました。このような事から、現在の教室で3学年に分かれ、6歳から16歳の約130人の子どもたちががここで学んではいますが、ここ以外の就学の機会を得ることはできません。

 

テレビの影響でクメール語を話すことは可能ですが、読み書きができない住民や子どもが多く、その為にこの地域の人達は、街で仕事を得る事も、進学をする事も出来ず、この地域から出ることもできない状態が続いています。

 

また、この地域は低地地域の為、雨期になると毎年のように2.5mは水に浸かってしまうとのことから、今回は3.5m上げた高床式の校舎を建設します。

 

<支援内容>

・校舎1棟3教室(3.5M高床式)

・トイレ1棟3室(3.5M高床式)

・備品(机椅子等)

・水タンク 1基

<新校舎の完成予想図>


パース:株式会社マーケットトラスト 伊藤 聖一 作成

「やくそく」プロジェクト事務局